LVMの論理ボリューム拡張

課題

  • df コマンドで表示されるディスク容量が、物理ディスクの容量と比較して少ない
    • LVMの未割り当て領域が多くあったので、割り当てた

調査結果

  • lsblk コマンドでディスクの構成を確認したところ、以下のようになっていた:
NAME                      MAJ:MIN RM   SIZE RO TYPE MOUNTPOINTS
nvme0n1                   259:0    0 953.9G  0 disk
├─nvme0n1p1               259:1    0     1G  0 part /boot/efi
├─nvme0n1p2               259:2    0     2G  0 part /boot
└─nvme0n1p3               259:3    0 950.8G  0 part
└─ubuntu--vg-ubuntu--lv 252:0    0   100G  0 lvm  /
  • 物理ディスク nvme0n1 全体のサイズは 953.9GB だが、LVM(論理ボリュームマネージャー)で使用されている容量は 100GB のみ

容量の不一致の原因

  • LVMの未割り当て領域: nvme0n1p3 の950.8GBのうち、LVMボリュームとして割り当てられているのは100GBのみ
    • 残りの容量は未使用の状態
  • df コマンドは、マウントされているファイルシステムの容量のみを表示するため、物理ディスク全体の容量を反映していない

対処方法

  1. LVMの状態を確認
sudo vgdisplay
sudo lvdisplay

ボリュームグループと論理ボリュームの空き容量を確認する

  1. 論理ボリュームのサイズを拡張 LVMの未使用領域を既存の論理ボリュームに追加する
sudo lvextend -l +100%FREE /dev/ubuntu-vg/ubuntu-lv
  1. ファイルシステムのサイズを拡張 拡張した論理ボリュームに合わせてファイルシステムを拡張する(例: ext4 ファイルシステムの場合)
sudo resize2fs /dev/ubuntu-vg/ubuntu-lv